子犬系男子の溺愛っぷり。

「斎藤って見た目を直せばモテそうだけどね~!」

「何気に酷ぇ…」


詩織と斎藤は、短時間の間にここまで仲良くなるなんて…凄い。

あたしなら無理だもん。

詩織の顔は、意地悪をする子供みたいな顔をしていて、それでいて可愛く見えちゃうんだから。


久しぶりに生き生きとしている感じ。

……斎藤に意地悪をして生き生きするのも、どうかと思うけど。


「怜先輩っ!」


…あれ、もうそんな時間?

時計見てなかったから、夏目君がもうすぐ来るなんて分からなかった。


真っ直ぐに、こっちを見ていて、いつもの笑顔を絶やさずに、手を振っている。

本当、子犬っぽいよなぁ…


「怜先輩、おはよっ!」

「…はよ」


夏目君と一緒にいると、温かい気持ちになるというか、心がぽかぽかとして不思議と落ち着いてしまう。

これが、夏目君の雰囲気というか、特徴?でもあるのかなぁ。