子犬系男子の溺愛っぷり。

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テスト勉強をするようになって1週間。


放課後にしているから裕貴君とは一緒に帰れてない日々が続いている。

休み時間は来てくれるんだけど、最近はあまり目が合わないと言うか…


心なしか少しだけ距離を感じる。


そう思うのはあたしだけ…?


「怜どうしたの?」

「え、あ、いや…何でもない」

「そう?怜は溜め込む癖があるんだからたまには話なよ?」

「…うん、ありがと」


溜め込む癖かーー…

自分では分からないなぁ。


テスト勉強終わるまでキスするのを禁止にしたからいけなかったのかな?

それともあたしの事嫌いになった?


……っ

そうだとしたらどうしよう。


「ほらよ」

「え…あ、」


斎藤がどこかへ行ったのは分かってたけど、まさか飲み物を買いに行ってたなんて知らなかったな。


自分の分だけじゃなく、あたしと詩織の分まで買ってきてくれていた。


「斎藤にしては気が利くわね!ありがたく頂戴するわ」

「一言余計だっつーの!」