子犬系男子の溺愛っぷり。

怜先輩に飽きられたら俺どうして生きていけばいいのか分からない。


「…今回は我慢してみれば?」

「え?」


いつにも増してクールな悠。

頬杖をついて、視線だけを俺の方に向けて。


「いつもお前から会いに行ったりしてるんだろ?だったら丁度いいじゃん。先輩離れしてみろよ」

「怜先輩離れ…?」

「ん。…テスト終わるまで」


テストが終わるまで俺は怜先輩離れしなきゃいけないの!?

それって、大丈夫かな…。


でも、悠の考えも一理ある?

いつも俺から会いに行って、俺から抱きしめたりキスしたりしてる…。


今までそういうのを考えた事なかったけど、頭の隅にはあった。

それを考えないようにしてたのは、俺自身……?


付き合えた事の幸せで浮かれていたけど不安はどうしてもあるもので。

実際怜先輩から俺を求めてきてくれたのは、ほとんどない。


…"好き"って言葉では聞いてきたけど、やっぱりそれだけじゃ不安でもっと態度でも示してほしいというか。


そういうのって、男の俺が思うのは女々しいのかな…?

怜先輩にこんな事考えてるって知られたら引かれちゃう?