子犬系男子の溺愛っぷり。

あたしから抱きしめたとして裕貴君はそれで癒されるの…?


疲れを取ってあげられるの?


「ぎゅ〜って、して?」

「…っ、」


甘い。甘すぎるよ…。

いつも以上に裕貴君が甘い。


いつもは"抱きしめて"っていうのに、"ぎゅ〜"って可愛らしい言い方だし。


か、可愛すぎる…っ

何なの。この生き物は…!


「…いいよ」


誘惑に負けた。

結局はする羽目になるんだ…。


目の前のこんな可愛らしい生き物に甘えた声で言われたりなんてしたら、拒否なんて出来ないよ。


だって、好きなんだもん…。

拒否するなんて無理だよ。


「本当?じゃー、して?」

「…ん。」


一歩近寄って裕貴君との距離はあとわずかに。


静かにソっと背中に腕を回して、ぎゅ〜っと抱きしめた。