子犬系男子の溺愛っぷり。

斎藤には悪いけど、きっとこれがあたしなりの友達の証だと思うから。


"これからもよろしく"という願いを込めて。


「そんな言う奴には英語教えてやんねーぞ?」

「わわ、ごめん。もう言わないから英語教えて」


"今は"言わないから。

英語教えてもらわなきゃ今回も確実に赤点になる。


それだけはどうしても控えたい!

赤点回避は斎藤にかかってるの。


「俺の教えはスパルタだぞ?」

「えー…」


スパルタはちょっと、ねぇ?

英語分からないのにスパルタでいかれても無理だし。


まぁ、斎藤に優しく教えてもらってもそれはそれで鳥肌ものだけど。


「教えてやんねーよ?」

「ごめん、スパルタでもいい」


もうやけくそだ。

何でもかかってこい!

絶対赤点回避してやるんだから。


「しっかし怜が斎藤に英語を教えてもらうなんてね〜」

「うん。あたしもちょっと斎藤に教えてもらうってなると惨めというか」

「おい!お前等懲りてねぇな」

「あはは〜。斎藤からかい甲斐があるから楽しいんだもん」