子犬系男子の溺愛っぷり。

裕貴君が笑えばあたしも笑って、

裕貴君が悲しいとあたしも悲しい。


裕貴君が笑顔だとあたしも笑顔。


あたしの全ては裕貴君で回ってる。


「まぁ、だけど…ちょっと深いキスだけは許してくださいね?」

「…」


深いキス…!?

それってどんなキスなのよ?

今よりも甘いってこと?


…だとしたら耐えられるかな。


「許可してくれなくても深いキスはしますけどね」

「え、と…ダメ」

「怜先輩に拒否権はありません」

「な…っ、」

「深いキスした時、怜先輩はどんな顔でどんな声を出すのかな〜」


……へ、変態だ。

確実に狼になってるよ。


それなのに深いキスをされるのが嫌じゃなくて、むしろしてほしいって思ってる自分の方が驚き。


裕貴君のキスを欲してる…?


キスなんてものとは一生縁のないものだと思ってたのに。


高校生になって初めて好きな人が出来て恋をして付き合って…

恋人らしい事をしてるなんて。