子犬系男子の溺愛っぷり。

ーー…


「怜先輩、帰りましょう!」


ヒョコっと廊下からいつもの可愛らしい笑顔を添えて覗いていた。


その仕草にキュンっと胸が鳴った。


母性本能をくすぐるような感じ…。

いちいち、可愛らしい。


「怜、また明日ね〜!」

「うん。また明日」


詩織にバイバイをして裕貴君の元に行くと、当たり前みたいな顔して手を繋いできた。


…まだ学校の中だというのに。


「ちょっと、裕貴君」

「ん?何ですか?」


その笑顔、反則。

周りの女子だって顔赤くしてる。


…むぅ。ちょっと嫌だな。


「怜先輩、どーしたの?」

「何でもない」


"手を離して"って言おうと思ったけど、周りの女子に負けたくないって思ったから言わない。