子犬系男子の溺愛っぷり。

「怜先輩」


その声と共に顔が近づいてきて、ギュっと目を瞑ると

チュっと頬にキスされた。


「な、ななな…!」

「顔真っ赤だよ?」


だ、誰のせいだと思ってるの!

不意にそんな事するから…


…てか、着替えるって言ったらキスしない約束だったじゃん。

夏目君の嘘つき。


「怜先輩見てたら我慢できなくて。こんな真っ赤になった顔、他の男には見せたくない」

「…っ」

「それとも、こっちがよかった?」


そう言ってあたしの唇に触れた。

その瞬間、唇が痺れたみたいに麻痺した感覚に陥って。


ドキドキが止まらない。


「ねぇ、怜先輩。俺以外にそんな顔見せないでくださいね?

そんな真っ赤になった顔を見せるのは俺だけの前にしてください」


夏目君の前でしかしない、よ。

だって夏目君がこんな事するから赤くなるんだし…


「怜先輩、大好きだよ。

その唇も手も、耳も頬も。…全部大好きだよ。」

「…っ」


嬉しいけど、恥ずかしい。

そんな事言われるなんて思ってなくて。