子犬系男子の溺愛っぷり。

「おい、晴真。困ってるだろ!とにかく注文するぞ。…俺、コーヒーで」

「んー…じゃあ、俺カフェオレで」

「…かしこまりました」


やっと抜け出せた。

とにかくお友達には感謝しよう。

注意をしてくれなければきっといつまで経っても注文してくれなさそうだったもんね。


はぁ、疲れた。

一回の接客だけでこんなに疲れるなんて2時間も頑張れるのかな?


「怜、大丈夫だった?」

「…なんとか」

「話しかけられてた時は心配だったよ。怜、あまり男子と話さないし」


男子と話した事はほとんどない。

話すとすれば斎藤と夏目君だけ。


それ以外は、いない。

だからいきなり話しかけられた時は困ったけどね。


「あんま無理しないようにね」

「…うん」


コーヒーとカフェオレを持ってさっきの男子の元へ行く。

机の上に置いている時に視線を感じたけどあえて無視してその場を離れた。


「ふぅ…」


バレないように吐いた小さなため息。