子犬系男子の溺愛っぷり。

「あたし達応援してるね!」

「え、いや…」


話が猛スピードで進んでる。

何でこうなるの?


あたしの気持ちみんなにバレバレ?

…いや、それはないよね。


詩織以外の前では夏目君の話なんてしてないもんね。

何でなんだろう…?


『皆さん、今日は文化祭です。羽目を外しすぎない程度に思う存分楽しんで下さい。それでは、文化祭始めて下さい!』


放送が終わると廊下からはいろんな叫び声や歓声が聞こえてきた。

主に男子の声が強いけど。


高校に入って2度目の文化祭。

1年の時は高校に入ったばかりで緊張もしていた為、そこまで楽しめなかったから今年は少しでも楽しめたらいいな。


「怜、楽しもうね!」

「うん」


詩織の笑顔につられて、頬が少しだけ緩む。

この格好はちょっと嫌だけど、最初だけは頑張ろう。


教室の扉が空いたかと思えば、クラスの男子が一斉に入って来た。


「「「うおー!!すげぇ!やっぱコスプレ喫茶で正解だな!」」」


…いつも以上にテンション高っ。

そりゃそうか。

なんて言ったって今日は文化祭なんだもんね。


普段はしゃげない分、今日思い存分はしゃぐんだろうなぁ。