その声があまりにも近くて、なかなか上を向く事が出来ない。
目の前にいる夏目君は今どんな顔をして、立っているのだろうか。
「先輩、ほら上向いてください」
いつも通りの声のはずなのに、少し低くて色っぽさを感じて背筋がゾクっとしてしまった。
可愛らしいはずの夏目君が、こんなにも色気たっぷりな声をしているのは初めて。
………っ。
なかなか上を向く事が出来なくて困っていると、ヒョこっと横から顔を出された。
「な…っ!」
あまりの事に身動き一つ取れず、ただ、驚く事しかできなくて。
夏目君との顔の距離が20センチもなかったんじゃないかってくらい近くて、顔を真っ赤にしてしまった。
その時、微かに香水のような甘い香りが夏目君からした。
……男なのに香水を付けるんだ。
きつい匂いではなくて、好印象を受けるようなほんのりと香るくらいで女子が好きそうな香りだった。
男の夏目君に負けた気分。
目の前にいる夏目君は今どんな顔をして、立っているのだろうか。
「先輩、ほら上向いてください」
いつも通りの声のはずなのに、少し低くて色っぽさを感じて背筋がゾクっとしてしまった。
可愛らしいはずの夏目君が、こんなにも色気たっぷりな声をしているのは初めて。
………っ。
なかなか上を向く事が出来なくて困っていると、ヒョこっと横から顔を出された。
「な…っ!」
あまりの事に身動き一つ取れず、ただ、驚く事しかできなくて。
夏目君との顔の距離が20センチもなかったんじゃないかってくらい近くて、顔を真っ赤にしてしまった。
その時、微かに香水のような甘い香りが夏目君からした。
……男なのに香水を付けるんだ。
きつい匂いではなくて、好印象を受けるようなほんのりと香るくらいで女子が好きそうな香りだった。
男の夏目君に負けた気分。



