子犬系男子の溺愛っぷり。

「怜先輩!お母さんが言うなら仕方ないですよね?」


満面の笑みで。

周りに花が飛んでいそうなくらい。


あり得ない事だらけに頭が付いてけなくなって、もうどうでもよくなってきた。

断る気力さえ残ってない。


まぁ、夏目君だし部屋に入れても何も問題はないからいいけど…


……ん?いいのか?

あたしが大丈夫じゃないかも。


部屋の前まで来といて今更入っちゃダメ!なんて言ってもいいもの?

いや、でも相手は好きな人だし…


緊張しない方がおかしいし。


「怜先輩?入らないんですか?俺、入っちゃいますよ?」

「…っぱ、ダメ!」

「今更それはなしです!」


仕方なくドアを開けると、後ろから


「わ〜、怜先輩の部屋だぁ!」

と明るめの声が聞こえた。


あたしの部屋に入っても何も嬉しくなんてないでしょ。


「…やば。怜先輩の匂いする」

「…!」