子犬系男子の溺愛っぷり。

そりゃ、そうだよね。

夏目君だって子犬系男子って呼ばれてるけど実際は男子だし。

身長だってあたしより高いし、声だって低いし、手だってゴツゴツしてて男らしいし。


……っ

ってあたし何考えてんだ。


まるで変態みたいじゃん。

違う、違う。


「怜先輩、家どっちですか?」

「?こっちだけど」

「送ります」

「え、いや、いいよ」

「ダメです!送らせてください!俺が送りたいんです」


ここまで言われてダメとは言えず、気迫に負けて送ってもらう事に。

実際夏目君は好意で言ってるから、それを拒否したりなんかしたら傷ついちゃうもんね。


それに前とは状況が違うから、あたしだって送ってもらうってのは嬉しかったりするし…。


「怜先輩って何人兄妹ですか?」

「1人っ子」

「そうなんですね〜!お兄さんとかいそうなイメージしてました」


…どんなイメージよ。

周りからは普通に1人っ子だって当てられるけど。


「夏目君は?」

「弟と妹が1人ずついますよ」

「あ、なんかそんな感じする」