子犬系男子の溺愛っぷり。

気持ちを伝えたいって思うけど、自分の性格を考えると言えない。

周りからはクールって印象付けられてるし自分でもそうなのかなって。


だから"好き"の一言が言えない。


周りの事を気にするなんて、あたしは自分が思っているよりも臆病で弱虫なのかもしれない。


「怜先輩、今日放課後暇ですか?」

「…まぁ」


夏目君はいつもストレートで明るくて強くて、あたしと真逆だよなぁ。


「今日一緒に帰りましょう?」


人懐っこい笑顔で近寄って来られると、拒むなんて事出来なくて。

いつの間にか夏目君が来るのが当たり前になっていた。


あたしの日常の一部になっていた。


「怜先輩?」

「え…あ、うん」


夏目君に出会って、話すようになって、あたしも変わったんだなー…

人と関わるのが面倒って思っていたあたしからは想像もつかない。


「放課後迎えに来ますね!」