子犬系男子の溺愛っぷり。

何だろう、この感じ。

前とは全然違うような。


「怜先輩、どうなんですか?」

「…前はそうだった」


これを言うので精一杯。

今は、"好き"という言葉はあたしにはハードルが高い気がして。


ドキドキを隠して夏目君にはバレないように装って。


「今は違うんですね?」


"うん"と言う変わりに小さく頷いて。

そしたら夏目君の顔が明るくなって、


「俺、やばい…。」


なんて顔を真っ赤にして呟くものだから、それにつられてあたしまで顔が赤くなってしまった。

照れてる姿が愛おしく感じて、胸がキューっとなる。


「俺、凄く嬉しいです!怜先輩に少しでも男として見てもらえて」


いつもの可愛らしい笑顔を添えて、あたしを見つめてくる。

本当は言ってしまいたい。

"好き"って言ったら夏目君は、どんな反応をするのかな?


驚いた顔をして、だけど最後はちゃんと喜んでくれるかな。