子犬系男子の溺愛っぷり。

「それ、男子として見てくれてるとかじゃないって事ですよね?」

「んー…そうだね」


夏目君の顔は、みるみるうちに曇っていき、さっきのキラキラした笑顔はどこにもなかった。

やっぱり"子犬系男子"として見られても嬉しくないよね。

周りからの人気はあるとしても、そういう風に見られていても嬉しくないし、喜べるものでもないのかも。


それが男子なら尚更。


「怜先輩も?」

「え?」

「怜先輩も、俺の事そうやって見てるんですか…?」


いつもより低い声で、真剣な顔つきをしていた。

その姿にドキっとしてしまう。


夏目君の事、"今まで"ならそうやって見ていたのに、今は違うから。

"ちゃんと"男子として見ていて、そして好きってことも。


じっと見つめられてしまえば、今すぐにでも言ってしまいそうになる。


「どうなんですか?」


目の前にいる夏目君は、いつもみたいに甘えた子犬じゃなく、かっこ良くて色気を含んでいる。


「…っ」