子犬系男子の溺愛っぷり。

――…


「…い。怜!」

「…ん、」


肩を揺すられて、目が覚めると

目の前には詩織がいた。

…あたしいつの間にか寝ちゃったんだ。

まだ、頭がボーっとして少しだけクラクラしている。


「ほら、夏目君来てるよ」

「…んー」


眠たい瞼を閉じないように必死に持ち上げて、ドアの所を見るとニコニコして手を振っている夏目君がいた。

寝起きのせいで気も重たい感じもするけど、無視するのも可哀想だからと足を運んだ。


「ふぁぁ…」

まだ眠たいのかあくびが出た。


周りからは視線の数々。

寝起きのせいで頭がボーっとしてるせいなのか、あまり気にならない。

またしても夏目君は周りの様子を気にする素振りすら見せない。


「先輩、まだ眠たいんですか?」