子犬系男子の溺愛っぷり。

* 裕貴side *


「怜先輩が可愛すぎる」

「…それ、何度も聞いた」


冷たく言い放つ親友の悠。

無口で、無表情。


"いい加減聞き飽きた"とでも言いたげな顔。


「可愛すぎるから仕方ないだろ」

「…俺の前で言うな」


そんな事が出来たら今頃、悠の前でこんな事言ってないよ?

それが無理だからこうやって何度も何度も言っちゃうんだ。


だって、あの可愛いさは反則だよ?

無防備に寝てたら誰だって襲いたくなっちゃうものでしょ?


「…で、襲ったんだろ」

「ち、違うって…!
てか何で会話できてんの!?」

「口に出てんだよ。…だってキスしたんだろ?」


何も言えません。

だって、キスしちゃったのは本当だから。

好きな人が目の前で寝てたら"理性"なんてあっという間になくなって、それでも我慢しなきゃと思ったけど。


……負けてしまって。