子犬系男子の溺愛っぷり。

夏目君の事を無意識のうちに"好き"になっていたという事に。

自分の気持ちから目を逸らして、気づかないフリをして"可愛い後輩"として接していこうと。


この気持ちに気づいてしまえば後戻りなんて出来なくて、きっと後悔してしまうから。

……でも、そんな事無理で。


ドキドキと熱く高なる鼓動に名前をつけるとしたら、それは"恋"。


生まれて初めて人を好きになって、

恋というものを知った。


好きという気持ちがどんなものか、

初めて知った。



あたしの生まれて初めての、初恋。


恋をするとどんな色になるのか、どんな音を奏でるのか、どんな景色になるのか。


どれもが初で楽しみで。


――大切にしていきたいと思ったんだ。


純粋に、その気持ちを大切に。

綺麗なままで。


「怜先輩」