チャイムが鳴ってから、5分もしないうちに担任がやって来てHRが始まった。
詩織は自分の席に戻り、周りの男女共に席に戻り始める。
あたしの席はグラウンド側で、おまけに一番後ろとラッキーな位置。
ここからだと寝ているのがバレなくて授業中しょっちゅう寝ている事が多い。
「えーっと――」
右隣はチャラい男子で、見た目からしてもはっきり分かる。
茶色を通り越して金髪に染めていて、制服のボタンは2つ目まで開いていてフェロモンを放出しすぎ。
おまけにピアスをたくさん付けていて、関わりたくない人物No.1だ。
顔を動かさずに視線だけを窓の方に向け、
バレないように静かに目を閉じた――。



