タヌキな騎士と選ばれし花嫁の・・・「愛は世界を救うんです!」

余興? ・・・なにそれ?


あたしの胸に小さな不安の芽がうまれた。


「余興? スエルツよ、それはどういったものか?」


「はい! 偉大な父上の下賜をたまわる人物は、選ばれた優秀な貴族であるべきですよね!?」


「・・・ふむ」


「その資格があるかどうか、ここで皆に証を立てさせるんです!」


・・・なんか・・・。

すんごーい、嫌な予感してきた・・・。


「ここで、下賜を望む者たち同士に、命がけの決闘を行わせるのです! そして勝ち残った者に下賜を与えるのです!」


はああぁーーーっ!?

命がけの決闘だぁっ!?


「戦いの神と呼ばれる父上に捧げる、ふさわしい余興だと思いませんか!?」


(誰が思うか! そんなん!)


それってあんたが父親のご機嫌取りしたいだけでしょ!?


なのに、なんで他人が決闘しなきゃなんないのよ!?


だいたいそんな危険な提案、了承するバカがどこの世界にいると思っ・・・!


「ふうむ。それは良き余興であるぞ。スエルツよ」


・・・・・・はいーー!?


「よくぞ思いついた。褒めてつかわす。我が息子よ」


いたーー! ここの世界にいた! バカーー!!