ドキンと胸が熱くなる。
こんな時だというのに、目の前のブランの勇姿にあたしの心は激しく動悸を打ってしまった。
「シーロッタ・ヌゥーキー男爵!」
「よおスエルツ。無事で良かった。お前のところの騎士の姿を真似させてもらったぞ」
あまり厚みを感じない、体のラインにそった軽装鎧。
王室騎士らしい、洗練された形の動きやすそうな型。
鎧の白銀と、ブランの真っ白な髪が、共鳴するように輝いている。
ブランは加減を確かめるように剣を片手で軽く振った。
「ふうん・・・なるほどな。こりゃたいしたもんだぜ」
「白タヌキ! おめえこそたいしたもんだ! その剣を使えるんけぇ!?」
「ああ。オレは白騎士だからな」
伝説の白騎士。
最初におタヌキ王からその話を聞いた時は、ただの笑い話だと思ってた。
でも本当だったんだ。
ブランは本当に、伝説の・・・。
ドキンドキンと心臓が鳴り響く。
外に聞こえるんじゃないかと思うくらい、激しく。
目の前のブランの見惚れるばかりの美しさに、あたしは声を掛けあぐねていた。
言いたいこと、いっぱいあるのに・・・。
言葉がぜんぜん、出てこない・・・。
鳴り続ける胸を両手で押さえ、必死に鼓動を押さえるあたしをブランが見た。
――ドックン!
今までで一番大きな鼓動が突き抜ける。そしてブランが・・・・・・
優しく微笑んだ。
意識が軽く薄れるほどにあたしの体が、熱くなった・・・。
こんな時だというのに、目の前のブランの勇姿にあたしの心は激しく動悸を打ってしまった。
「シーロッタ・ヌゥーキー男爵!」
「よおスエルツ。無事で良かった。お前のところの騎士の姿を真似させてもらったぞ」
あまり厚みを感じない、体のラインにそった軽装鎧。
王室騎士らしい、洗練された形の動きやすそうな型。
鎧の白銀と、ブランの真っ白な髪が、共鳴するように輝いている。
ブランは加減を確かめるように剣を片手で軽く振った。
「ふうん・・・なるほどな。こりゃたいしたもんだぜ」
「白タヌキ! おめえこそたいしたもんだ! その剣を使えるんけぇ!?」
「ああ。オレは白騎士だからな」
伝説の白騎士。
最初におタヌキ王からその話を聞いた時は、ただの笑い話だと思ってた。
でも本当だったんだ。
ブランは本当に、伝説の・・・。
ドキンドキンと心臓が鳴り響く。
外に聞こえるんじゃないかと思うくらい、激しく。
目の前のブランの見惚れるばかりの美しさに、あたしは声を掛けあぐねていた。
言いたいこと、いっぱいあるのに・・・。
言葉がぜんぜん、出てこない・・・。
鳴り続ける胸を両手で押さえ、必死に鼓動を押さえるあたしをブランが見た。
――ドックン!
今までで一番大きな鼓動が突き抜ける。そしてブランが・・・・・・
優しく微笑んだ。
意識が軽く薄れるほどにあたしの体が、熱くなった・・・。


