タヌキな騎士と選ばれし花嫁の・・・「愛は世界を救うんです!」

「ミアンーーーーー!!」


・・・・・・・・・・・・。


はいっ!!?


あたしはガバッと両目を見開き、ブンブン周囲を見渡した。


いま・・・いま、応えがなかった!?

あたしの声に、応えがなかった!?


スエルツ王子もオジサンも、同じように驚いた顔で周囲を見回している。


ということは、やっぱり幻聴じゃない!?


「ブランーーーーー!?」

「ミアンーーーーー!!」


本当に聞こえるーーーーー!!


ブラン! ブラン! ブラン! ブランーー!


あたしは飛びあがって狂喜しながら、叫び続けた。


「ブラン! どこなのブラン!」


夢みたい! 信じられない! もう二度と会えないと思ったのに!


あぁ神様ありがとう! ありがとうございます!


天を仰いで神に感謝するあたしの目に、キラリと白い小さな光が見える。


はるか彼方のあの白い光は、星?


いまのあたしの目には、まるで瞬く希望の星のように見える。


その希望の星が・・・

・・・・・・・・・・・・


・・・・・・え?


「ミアンーーー!!」


白いタヌキの姿で、すごい勢いで天から飛び降りてきた!?