「アザレア姫、ご機嫌はいかがですか?」
「セルディオ王子様、ご面倒をおかけしてしまいましたわ」
床にヒザをつき、姫の手の甲にキスする王子。
あたしは、初めて至近距離からはっきりとアザレア姫の顔を見ることができた。
フワフワと波打つ髪。色白の肌に薄桃色の頬。
クリクリぱっちりした目に、小さくプックリとした唇。
たっぷりとした袖と、大きく裾の広がる贅沢なドレス。
ひと言で言えば、とても可愛らしいお人形のようなお姫様って印象だ。
・・・この姫が、ねぇ。
戦いの神の化身と呼ばれる、あのおっかないウチの王様と互角に渡り合ったのか。
『人は見かけによらない』の典型的な例だね。世の中って本当に油断ならない。
「シーロッタ・ヌゥーキー男爵夫人、ですね?」
可憐な唇から、そう呼ぶ声があたしに向けられてハッと我に返る。
い、いけね。あたし突っ立ったままだった。
腰をかがめ、見よう見まねでそれっぽく礼をした。
「お、お目にかかれて光栄でございます。アザレア姫様」
「こちらこそ。先ほどは大変に見事な立ち回りを見せていただきました」
優し気な声で顔を上げるように促され、あたしは姿勢を元に戻す。
「わたくし、カメリア王国へ来てまだ日が浅く、お友だちがおりませんの」
「は、はぁ・・・」
「シーロッタ・ヌゥーキー男爵夫人と、ぜひお話をしてみたいと思いました」
「セルディオ王子様、ご面倒をおかけしてしまいましたわ」
床にヒザをつき、姫の手の甲にキスする王子。
あたしは、初めて至近距離からはっきりとアザレア姫の顔を見ることができた。
フワフワと波打つ髪。色白の肌に薄桃色の頬。
クリクリぱっちりした目に、小さくプックリとした唇。
たっぷりとした袖と、大きく裾の広がる贅沢なドレス。
ひと言で言えば、とても可愛らしいお人形のようなお姫様って印象だ。
・・・この姫が、ねぇ。
戦いの神の化身と呼ばれる、あのおっかないウチの王様と互角に渡り合ったのか。
『人は見かけによらない』の典型的な例だね。世の中って本当に油断ならない。
「シーロッタ・ヌゥーキー男爵夫人、ですね?」
可憐な唇から、そう呼ぶ声があたしに向けられてハッと我に返る。
い、いけね。あたし突っ立ったままだった。
腰をかがめ、見よう見まねでそれっぽく礼をした。
「お、お目にかかれて光栄でございます。アザレア姫様」
「こちらこそ。先ほどは大変に見事な立ち回りを見せていただきました」
優し気な声で顔を上げるように促され、あたしは姿勢を元に戻す。
「わたくし、カメリア王国へ来てまだ日が浅く、お友だちがおりませんの」
「は、はぁ・・・」
「シーロッタ・ヌゥーキー男爵夫人と、ぜひお話をしてみたいと思いました」


