開店日。

あたしは今日の出勤の女の子達に大丈夫か連絡をする。

開店のお祝いの花がどっさり届いた。

先に店に行き、今日の打ち合わせを3人でする。
目標は今日だけで、250万。
開店もあるから、これ位の数字なら軽く超えるだろう。
あたしのノルマはとりあえず半分の125万。


ぼちぼち女の子も集まりだした。

8時。

「いらっしゃいませ」

初めてのお客様はあたしの同伴のお客様だ。

「着替えてくるからちょっと待っててね」

急いで着替えに行く。
そこに秋ちゃんがいるとは思わなかった。

「愛ちんの同伴妬けるー」

「わがまま王子。笑 仕事だからしょうがないよ。
帰ったらいっぱいわがまま聞いてあげるからね」

わがまま王子をなだめてキスをする。

急いで着替えて、席に戻る。

「お待たせ。今日は何飲む?」

「愛ちゃんの復帰祝いだから好きなの頼んでいいよ」

「そんな事言うと高いの頼んじゃいますよー」

「いいよ」

あたしは45万するお酒を頼んだ。

学ちゃんが

「愛さん、噂通りやりますね」

「俺が惚れた女だもん。間違いないよ」

そんな会話がされていたとは気づかず...