お店に行くともう彼がいた。 「また待たせちゃったね」 「大丈夫だよ。この間と同じでいいの?」 「うん」 会話がはずんでいく。 「そうなんだ。秋ちゃん、同業者だったんだね。 全然わからなかった」 「そうなの?もうわかってると思っていたよ」 どうやら彼はこの夜の街でかなり顔が広いらしい。 「今度ゴルフ教えるから打ちっぱなし行こうよ」 「いいよ。でも全然ダメだと思うよ??」 「大丈夫だよ、教えてあげるから」 「わかった」 今度の日曜日に打ちっぱなしに行く事になった。