その夜、槙ちゃんからの電話やメールはすごかった。


でも電話もでなかったし、メールも見ないで削除した。


もう引き返さないように。


自分自身との戦いだった。



ある日、出かけていて夜自宅へ帰るとそこに槙ちゃんがいた。


「どうしてここに?」


「未央ちゃんから聞いたんだ」


「そう...未央のバカ...」


「少し話しをさせてもらえない?」


「わかったよ。そうぞ」



槙ちゃんと一緒に家に入る。