ごめんね


胸が苦しくなってきた

「…大丈夫か…?…」

昴が心配そうに見てきた

「大丈夫…。そろそろ帰るね」


いつもより早いけど、荷物を持って幹部室を出た


帰るためにアイツの部屋の前を通ったとき

女が甘い声を出してアイツの名前を呼んでいた