「君の家は、ここだよね。はい、カバン」 「あ、ありがとう、ございます……」 ……どうして私の家を知ってるんだろう。 「じゃあ、また明日ね」 「はっ、はい!」 彼に小さく手を振って家に入る。 家に入り手を洗ったところで、2階のほうからドタドタと階段を駆け下りてくる足音がした。 「ちょっと春子ー!?」 「ひあっ……!」 洗面所に駆け込んできたお姉ちゃんと危うく衝突するところだった……!