「うおっ!?」





……へ……………。







「お前は…………。」




「凌君………!?」







ドアを開けて屋上に来た人…………


それは…………。








中川 凌。



私が告白した人。








「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!?」




「な、何でお前が屋上に居んだよっ!!」





「何でって、お弁当食べに来たんだよ!!

そこに凌君が来て……………!!」


気まず……………。



「「…………………」」







「……ワリ………

俺が屋上から出てくから。」

先に口を割ったのは、凌君。

「えっ、良いよ、私が出てくから!!」



「女子は黙って、男子のゆーこと、聞け!!」



「男子はガマンしすぎだよ!!

たまには女子が譲らなきゃ!!」






ギャーギャーと、騒ぐ凌君と私。




……多分だけど、グラウンドにも聞こえている。