愛すと殺すと


それから半年後。


事態は急展開した。



いきなり警察が家に入り、なんか色々してマザー達を連行していった。


なんでこんなことになったのか。

それはぜんぶ先生だった。


石橋さんは記者ではなく刑事で、山本先生と色々繋がっていた。

そして、俺らを守るためマザー達を捕まえたらしい。


ここらへんの記憶はあまりない。


結構どうでもいいことだったから。


ただ、変わったのはここからだ。




「おら、芳川。お前の新しい親だ」




全面的に俺のケアとかをしてくれた先生は、ことある行事全てに付き添った。


この日も。



「陽紀くん?」



泣きそうな笑みを浮かべる女性、そして


「大丈夫だ、今日から君は俺らの子供だからな。
何も怖がるものはないんだ」


抱き締めてきた、暖かい匂いのする男性。



「布留、お前の新しい名前だ」



後ろで先生の声が聞こえた。