愛すと殺すと



「今日もつきまとうの?布留。あ、昼休み以外」


「うーん…今日は…まあなんとなくでいいや。図書委員だから。本当は昼休みに」

「あっそっか……」


悲しそうに顔を伏せた帆音ちゃんにイライラする。

毎日、と彼には言ったけど。

そんなわけはなく、毎日と言ったのは嘘。

ただ、陽紀くんが来てくれたら私に連絡がいくようにしてあるだけだ。


昼休み、彼女とふらふらどこかにいく陽紀くんにバレることはない。


「…あ」

「あ」


当然、浅間が目についた。

骨が折れたのか、指に白い包帯を巻いている。


「なに、どしたのみい?」

「ううん」


帆音ちゃんを受け流しつつ、未だ目は離さない。

浅間は私を恨んでるようにも、気まづいようにも、軽蔑しているようにも見えた。


「…浅間くん」

「んだよ」


つまりはなにを考えてるかわからないのだ。浅間が。

だからか、私はかなりイライラした。




「ざまあみろって、いっていい?」




労ったりすれば、いい女なんだろうけど。

生憎私は豹変系女子。


そんないい女ではない