愛すと殺すと

◇◇◇


結局、近所のファミレスへ行くことになった。


その前に黒庵さんをパシらせ服を買い、着替えて。

肌に傷はついてなかったけど、私のボロボロの肌を見て先生に問われた。

「どしたのこれ」

「あ…皮膚炎なの」

「ふーん」


咄嗟の嘘を信じてくれた。


ファミレスに着き席に案内され、座る。

当然先生の隣は黒庵さんだった。

「飯食った?」

「あ、まだ」

「じゃあ食え、奢りだから。こいつの」

「俺!?」

どうやら黒庵さんが奢ってくれるらしい。


ドリンクバーを人数分に、私のオムライスを注文。

いい笑顔で去っていった店員さんを見送って、ふと思った。

……私たち、親子に見えてるのかな。

だとしたら、なんか複雑。
わくわくしてるのか、げぇって思ってるのか。


「……で?あんた何やらかしたの?」


変なこと考えてたら不意に聞かれ、戸惑った。


「え?」

「あんな大人数でいきなり強姦、廻しなんてやるわけねーでしょ。ナイフ、縄、おもちゃまで用意してさ?個人的恨みでも買ったとしか思えない」

さすが、としか言いようがない洞察力。