「生徒…」
呆然と彼は私を見つめた。
「助けてもらって、ありがとうございました」
機械的に言うと、そそくさと私のもとに間合いを詰める。
「えっと…?」
「アカネって生徒の間で人気だったりする?
昼休みは“アカネたんと保健室で二人っきり…後ろにはベットが”的なシチュエーション求めてごった返したりしてない?」
何をいってるんだこの人。
「……ないですよ別に。至って普通です」
「あぁあっ!これ聞くなら男じゃん…こいつら宝珠?」
「あ、はあ…」
伸びてる浅間を指差して。
答えると頭を蹴る。
ころんと返ると、「う…」と起きた。
しゃがんで頭を髪を掴んで、持ち上げる。
「おいてめぇ、俺様のアカネたんに下世話で不埒なこと考えてるやつに心当たりねぇか?」
「はひ!?」
口のなかを切ってるのか、よくわからない声を出した。
「アカネたん狙ってるやついねぇかっつってんの」
「アはネたん?」
「山本朱祢さまだよ!」
「あ、あぁ…やはもと…」
「山本だとてめぇふざけんな呼び捨てかごらぁ!!」
「ひひっすひはせん……やはもとへんへい…まあ確かに人気れすが、エロいこと考えてるやつはいねぇかと」
「俺様のアカネたんに色気がねぇって言いてぇのか」
「いい加減なにいいてーかわかんねーよ!」
先生の華麗なドロップキックが当たった。



