涼しい風が吹く。

「気持ちいい。」

私は、神崎慧里奈(カンザキ エリナ)
高校二年生。

今は、幸せ?な毎日をおくっている。

でも、一つだけ。
心残りがある。


?「エリナこんな所にいたの。」
「うん。考え事してた。今教室行くよ。里奈。」
里「分かったわ。」
「ありがとう。」

里奈は知ってる。

私には、好きな人がいることを。

小さい頃に出会った。
たっ君。
私はそう呼んでいた。
たっ君は私の事を、慧里奈と呼んでいた。

手掛かりはそれだけ。

また会いたい。
私を、あの時みたいに、助け出して欲しい。

ガチャッ
タ タ タ タ

屋上の扉を開けて階段を降りる。

ガラガラガラ
バタンッ

教室に戻って来た。
?「よっ!」
?「ねぇ~!エリナ!今日買い物行こうよ!」
?「はっ!?エリナに柑那は渡さないから!」柑「涼太!何言ってんの!買い物!」
里「うるさいわよ。」
?「うん。うるさい。」
涼「翔太ぐらい俺の味方してくれよ!」
翔「うるさい。」

毎日こんな感じ。

疲れちゃう。


あっ!
みんな知らないよね!
じゃあ紹介します!
まずは、
加藤 里奈(カトウ リナ)。少しクールで、私のお姉さん的存在。
次に、舞藤 柑那(ブトウ カンナ)。
涼太と付き合っていて、私の妹的存在。
松山 翔太(マツヤマ ショウタ)。
自由人。不思議君。
来世 涼太(ライセ リョウタ)

こんなところです。