「大丈夫ですか?」





突然声が聞こえたので顔を上げると
私と同じ歳くらいの男の子が立っていた




泣き声ができるだけ出ないようにしていたが
聞こえてしまっていたらしい



「ごめんなさい…大丈夫ですっ!」


「大丈夫じゃないでしょ」


男の子はハンカチを渡してくれた




私は戸惑いながらも受け取った




「1つ言っておきますね
嫌な事があったら次には
いい事がきっとあると俺は思います
なのであんまり落ち込まないでください」