七世side


ここに来て大分たったある日のこと


「....七世何をしているのだ?」


『しっ!静かに!今ね平助の観察してるの』


私は庭の木の影に隠れて平助の観察をしていた


「どれだけ暇なのだお前は....しかも平助の観察をして何になるのだ?」


『だって今日非番なんだもーん。平助の観察は飼い主としての義務だよ!義務!』


「飼い主って....平助は一体何なのだ」


『飼い犬でしょ!だってあんなに可愛いんだよ?もう飼うしかないでしょ!』


「よくわからないのだが....」


一は呆れた目でこっちを見てきた