ー浅葱色に染まるー



「ねぇ....七世」


『何?』


そう答えると総司は私の体を離して視線を合わせた


「池田屋に行く前に....話したいことがあるって言ったの覚えてますか?」


『あぁ』


私がそう返事すると総司は真剣な顔つきになった


「もしかしたら迷惑かもしれない....だけどどうしても伝えたかった....
僕は七世が好きです」


なんで....なんで今言うの....?


せっかく貴方との別れを決意したのに


私だって好きだよ


でも....私は貴方のそばにいることが出来ない