甘々ヤンキー君と極上恋愛




「ピアノの方はどう?」




席に着き、私の机に頬杖をつきながら聞いてくる由奈



チラッと隣を見ればそこには
机に伏せて寝てる晴希がいて。


思わず笑みがこぼれた





「バッチリ、順調だよ」





もう譜読みも終えて
曲想表現もしっかりできた




やれることは全部やった






「そっか、よかった!
コンクール私も見に行くからね!」





私の手を握りしめニコッと笑う由奈




......本当にいい友達をもったな。