「ん、じゃ決まりだな」 そう言うと晴希は私の横を通り 扉へ向かって行った 私はその晴希の姿を目で追うだけ。 嬉しすぎて動く、という行動すら できなくなってしまった 晴希が廊下に出たのを見て ストンッと体がおちる 「.....どうしよう、嬉しすぎる」 ボソッと呟いた私の独り言は 静かな教室に響き渡った