「送ってくれてありがとう」 家まで送ってくれた晴希に お礼を言う 私なんかを後ろに乗せて なんだか申し訳ないよ、本当。 「ん、練習頑張れよ」 私の頭をポンポンして帰って行った晴希を見送る 晴希の「頑張れ」ほど私の力になるものはない。 あ、由奈とおばあちゃんもそうだけど 頑張らなくちゃ。という固い決意を胸にその日は幕を閉じた。