学校に着き教室まで向かう


その間も鳴り止まない心臓





ガラガラッと音を立てて
教室のドアを開ければ


「あっ、桜ちゃん!」

「おはよ!」

「おはよー」




みんなが変わらず挨拶してくれる






緊張しながら自分の席に行き
荷物をおいてチラッと
横目で隣を見る






......あれ?

.....いない。





そこには晴希の姿はなかった





ホッとしたような、寂しいような
なんとも言えない気持ちになる