頭の中に流れてくるあの音。

大嫌いな、あの音。


.......いやだいやだ。


「じゃあね!お姉ちゃんとお兄ちゃん!」


「失礼します」


頭の中に流れてきたあの音を無理やり消し去り、


ニコニコと手を振る魁斗君に
手を振りかえし

お辞儀をする魁斗君のお母さんに
お辞儀を返して私達の任務完了だ。



「さて、戻ろっか!」


無事、魁斗君の親御さんも見つけられたし帰ろと思った....のに



「待てよ」



晴希に腕を掴まれて
帰ることができなくなってしまった



「えっ....?どうしたの?戻らないの?

「ここ、入るぞ」




そう晴希が指を指したのは3ーD






そう。詳しくいえば
3ーDがやっているお化け屋敷....。