「ななちゃん、またそんな所で寝てる。」


キッチンから顔を覗かせ、呆れたように呟く声。


「眠いならちゃんとベットで寝ればいいのに…。」

「別に眠くなんかない。」

「じゃあ、ソファーに座るとかしたら?いっつも部屋の真ん中でゴロゴロしてんだから。パンツ丸見え。」

「スケベ!」


一応、スカートの裾を直してみる。


「男はね、見えるか見えないかの際どいチラリズムにムラムラすんの。
そんなあからさまに見えてるパンツじゃ、色気も何もないよ。」


そう言って、コーヒーのカップを2つテーブルの上に置いた。