キスで結ぶ赤い糸



どれだけ時間が経ったのだろうか。


数秒かもしれない。数分かもしれない。


だけど、私にとっては永遠とも言える時間だった。


色々な言葉が頭の中で飛び交って、行き場を無くしてまたふりだしに戻る。


けれど、それは“ある答え”に行き着いて、やっと誉くんの顔を見上げる事が出来た。



「……誉くんは私のこと、どう思ってる?」

「………」

「生徒じゃなくて、ちゃんと女の子だと思ってくれてる?」



ずっと、

ずっと聞きたいと思ってた。


誉くんのことを好きになってからずっと気になってたから。


けど、聞く勇気が無かった。

聞くのが怖かった。



でももし、誉くんが私のことを“女”として見てくれてるなら。

もし、好きだと思ってくれてるのなら。


覚悟する。


響と愛華ちゃんみたいに“禁断の関係”になったっていい。


学校の中でしか逢えなくても、

外でデート出来なくてもいいから。


だから、逢えないなんて言わないで。