私がぼんやりと膝を眺めていると、ふわりと体が浮いた。
…え?
「保健室行くぞ」
な、なんと蓮は私を抱っこしてきたんだ。
しかも。ただの抱っこではない。
いわゆる、お姫様…抱っこだ。
『蓮……歩けるから……その…降ろして…?』
「うるせぇ。俺様が抱っこしてあげているんだ。ありがたいと思え」
恥ずかしく、しどろもどろに言えば、ぶっきらぼうに答えた蓮。
『…うん…ありがとう』
口はいつも悪いけど、蓮はやさしいね。
…え?
「保健室行くぞ」
な、なんと蓮は私を抱っこしてきたんだ。
しかも。ただの抱っこではない。
いわゆる、お姫様…抱っこだ。
『蓮……歩けるから……その…降ろして…?』
「うるせぇ。俺様が抱っこしてあげているんだ。ありがたいと思え」
恥ずかしく、しどろもどろに言えば、ぶっきらぼうに答えた蓮。
『…うん…ありがとう』
口はいつも悪いけど、蓮はやさしいね。

