「リン、大丈夫か?」
『…うん』
私の顔を覗き込み、心配そうな表情で見つめてきた蓮。いつもと違う雰囲気に戸惑う。
「悪かったな。俺のせいでこんな目にあって」
何でそんな悲しそうな顔するの?
蓮は悪くないのに…。
『蓮のせいじゃないよ。きっと私が怒らせる態度しちゃったんだよ!』
私の態度もきっといけなかったんだ。睨みつけちゃったし…。だからそんな悲しそうな顔しないで
『あの子たちもきっと蓮が好き過ぎてどうしようもなかったんだと思う。私なんかが、蓮たちの傍にいるから腹がたったんだよ。
もっと美人で明るい人が蓮たちの傍にいたのなら、こんな事はなかったよ。だから私が悪いの!!』
そう、私がいけないんだ。

