それから毎日忙しかった。 クラスでの準備。生徒会、バイト…。 あいかわらず嫌がらせの手紙は入っていたが、今のところ、あの2人組は何もしてこない。 まぁ相変わらず、罵声や侮辱の笑い声が針のように常に刺さっていたが。 クラスでは、伊吹は私の所へよく来てくれる。 伊吹も私なんかより、友達といたいだろうに。 この前泣いちゃったから、きっと気にしてくれてるんだよね? なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいだ。 それでも伊吹のおかげで、何事も起らず平穏の日々を過ごす事ができたのだ。