ギャップ彼女 1

* * *




私は誰もいなくなった教室で立ちすくんでいた




放課後、日直を終え生徒会室に行こうとドアから出ようとした





しかし、出れなかった。
見知らぬ2人組の女が、いきなり現れドアに立ち塞がったのだ。




「っていうかさ、毎日手紙書いてるのに涼しい顔しちゃってさ、本当ムカツクんだけど。」




と、化粧ばっちり派手女が睨んでいる。





「ねぇ、生徒会やめてくれない?」



その横にいた、髪をクルクル巻いたクルクル女が詰め寄ってくる





犯人はこいつらか。
犯人の顔がおがめたぜい!犯人がわかると嬉しいね。
モヤモヤが取れたみたいな…。




『やめません』




だって私は、学校を辞めるわけにはいかないんだ。




それにイジメなんかに絶対負けないんだから!こんな陰湿な事をする人達に、私は絶対屈しない。