「俺は…」
茶髪くんが口を開いたので茶髪くんに視線を向けた。
「副会長補佐の水島 翔(みずしま しょう)。2年だ。」
茶髪の彼は話し方も落ち着いていて、大人な雰囲気のイケメンだ。
「俺も翔でいい。堅苦しい言い方は嫌いだ。」
コクンと頷けば、一之瀬先輩が「ちなみにー」と口を開いたので、一之瀬先輩に視線を移す
すると、
「俺の事は蓮さまって呼べよ?」
ニヤニヤしながら、こんな事を言ったんだ。
……は?
何?蓮様って?
いやいや。ありえないから!
私は、イヤイヤと首を横に振り
『レンって呼ぶ』
と言った。怖いけど、言ってやった!
俺様口調のあいつには、蓮でいい。
誰が様なんてつけるか!?
「チッ」
舌打ちきた~!!

