ギャップ彼女 1




「俺は…」



茶髪くんが口を開いたので茶髪くんに視線を向けた。




「副会長補佐の水島 翔(みずしま しょう)。2年だ。」



茶髪の彼は話し方も落ち着いていて、大人な雰囲気のイケメンだ。




「俺も翔でいい。堅苦しい言い方は嫌いだ。」




コクンと頷けば、一之瀬先輩が「ちなみにー」と口を開いたので、一之瀬先輩に視線を移す



すると、





「俺の事は蓮さまって呼べよ?」




ニヤニヤしながら、こんな事を言ったんだ。


……は?




何?蓮様って?
いやいや。ありえないから!




私は、イヤイヤと首を横に振り




『レンって呼ぶ』




と言った。怖いけど、言ってやった!




俺様口調のあいつには、蓮でいい。
誰が様なんてつけるか!?





「チッ」



舌打ちきた~!!